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Archive for July, 2016

神田女学園の生徒による大使館訪問

Friday, July 15th, 2016

2016年7月15日、リッテル・ディアス駐日パナマ共和国大使は、神田女学園の生徒による大使館訪問を受けました。

パナマ大使館ではこのような学校訪問の際には、学生達のためにパナマの運河、生物多様性、ビーチなどの観光、歴史的財産、そして先住民などについてのプレゼンテーションを行っています。

また、資料としてパナマ地図やパンフレットを用意しパナマに対する知識を深めてもらうほか、パナマコーヒーやママジェナと呼ばれるパナマの食文化に触れてもらう取り組みも行っています。

学生の大使館訪問は駐日パナマ共和国大使館の日本の学生のパナマに関する知識を深める教育プログラムの一環です。

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パナマ運河拡張記念写真展を開催

Tuesday, July 12th, 2016

2016年6月28日パナマ大使館は、パナマ運河拡張部開通に際し、この記念すべき歴史的出来事を当館へ日頃から協力をして下さっている方々と共有すべく、パナマ運河写真展を開催しました。

セルバンテス文化センターで行われたこの写真展には、パナマ運河が最初に開通した1904年から最近終了した拡張工事に至るまでのおよそ40枚の写真が展示されました。また、6月26日にパナマで行われた拡張部開通式典の最中に大西洋側アグア・クララ閘門を通航した最初の船舶の様子もビデオで放映されました。

写真展冒頭、セルバンテス文化センター館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏は開会の挨拶の中で、パナマ大使館と当センターがラテンアメリカの文化を広めるべく、良好な関係を築いていると述べました。

続いて、ダビッド・デ・レオン臨時代理大使は、パナマでの式典に参加したリッテル・ディアス駐日パナマ大使のメッセージを伝え、パナマ運河拡張が物流、エネルギー市場、港湾施設など様々なセクターにもたらすであろう影響について言及しました。

羽尾一郎国土交通省海事局長は、100年以上に渡る両国の外交関係について述べ、とりわけ1904年から1911年にかけてパナマ運河の掘削作業に携わった唯一の日本人・青山士について言及しました。

続いて黄川田仁志外務大臣政務官は、パナマと日本における良好な経済関係について触れ、今年4月のフアン・カルロス・バレラ・ロドリゲスパナマ大統領の来日の際、パナマ首都圏都市交通3号線整備計画のための円借款に係る書簡交換が行われたことを説明しました。

最後に赤枝恒雄衆議院議員より、拡張後の運河の更なる成功と繁栄を期待して乾杯の音頭がありました。

イベントには国会議員、各国駐日大使や外交官、企業関係者やメディア関係者を含む120人以上が参加し、パナマ風チキンライス、ビーツ入りポテトサラダ、エンパナーダ、ソーセージの煮込みやプリン、パナマラム酒などのパナマ料理を楽しみました。

開会の辞を述べるセルバンテス文化センター館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏

開会の辞を述べるセルバンテス文化センター館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏


駐日パナマ大使のメッセージを伝えるダビッド・デ・レオン臨時代理大使

駐日パナマ大使のメッセージを伝えるダビッド・デ・レオン臨時代理大使


羽尾一郎国土交通省海事局長

羽尾一郎国土交通省海事局長


黄川田仁志外務大臣政務官

黄川田仁志外務大臣政務官


赤枝恒雄衆議院議員

赤枝恒雄衆議院議員


乾杯の後で

乾杯の後で


拡張部最初の通航の様子を写したビデオ放映

拡張部最初の通航の様子を写したビデオ放映


参加者の様子

参加者の様子

パナマ文化イベント「パナマ・デー」

Thursday, July 7th, 2016

2016年6月26日、パナマ大使館は、パナマ日本友好協会との開催で、パナマの文化イベント「パナマ・デー」をJICA地球ひろばで催しました。

イベント冒頭、元在パナマ日本大使であった三沢真協会会長は開会の辞の中で、当イベント実現に係るパナマ大使館の協力に対する感謝の意を表明しました。

続いて、今治市・菅良二今治市長より、姉妹都市であるパナマシティとの長い海事関係についてのプレゼンテーションが行われました。その中で菅市長は、2017年に友好40周年を迎えるにあたり、翌3月に予定されているパナマシティー市長による今治市訪問について言及しました。また市長は、パナマの事をより多くの市民に知ってもらおうと、パナマの文化イベントが今治市で度々行われている旨を述べました。

また、駐日パナマ大使の代理として、ダビッド・デ・レオン臨時代理大使は、経済、観光、文化そして食事など、パナマについてのプレゼンテーションを行いました。文化紹介の場では、パナマの伝統衣装ポジェーラを着た畑田紋奈大使夫人、モントゥーノ・フォルマルを着たサムエル・ゲバラSEGUMAR東京チーフ、そして女性用モントゥーナを着たアドリアナ・ヌニェス夫人が登場し、参加者たちは彩り豊かなパナマの伝統衣装のファッションショーを楽しみました。

最後に、モラ研究家である宮崎ツヤ子先生より、パナマの伝統工芸であるモラの歴史、そしてモラと深い関わりのある先住民族グナ族に関するプレゼンテーションが行われました。宮崎先生は、1920年代から現在に至るまでのモラやグナ族の写真50枚以上を披露しました。また、研究のため訪れたグナ族特別居住区であるコマルカ・グナ・ヤラ島を訪れた時に入手したモラの刺繍入りブラウスや、チーチャと称されるグナ族の祭りをシンボルとしたモラの作品を紹介しました。

パナマ大使館はイベントのランチとして、パナマ風ビーフシチュー、グアンドゥ豆のご飯、ビーツ入りポテトサラダ、パンプディングなどのパナマ料理を提供しました。ランチ開会の挨拶のなかで紋奈大使夫人は、パナマ日本友好協会会員によるパナマ普及のための日々の尽力に対し、深い感謝の意を表明しました。

開会の辞を述べる三沢真協会会長

開会の辞を述べる三沢真協会会長

菅良二今治市長

菅良二今治市長

ダビッド・デ・レオン臨時代理大使によるパナマの伝統衣装の紹介

ダビッド・デ・レオン臨時代理大使によるパナマの伝統衣装の紹介

モラの説明をする宮崎ツヤ子先生

モラの説明をする宮崎ツヤ子先生

ランチ開会の言葉を述べる畑田紋奈大使夫人

ランチ開会の言葉を述べる畑田紋奈大使夫人

パナマ料理を楽しむ参加者たち

パナマ料理を楽しむ参加者たち

パナマ料理を楽しむ参加者たち

パナマ料理を楽しむ参加者たち

畑田紋奈大使夫人とアドリアナ・ヌニェス夫人

畑田紋奈大使夫人とアドリアナ・ヌニェス夫人

パナマ人研究者による表敬訪問

Tuesday, July 5th, 2016

2016年、6月22日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使はパナマ工科大学からの研究者レインハード・ピンソン氏及び気象庁の施設等機関である気象研究所から仲江川敏之主任研究官の表敬訪問を受けました。

ピンソン氏は現在仲江川主任研究官と共に気象庁で研究をしています。表敬訪問中、今後の気候変動による影響、とりわけパナマや中米諸国がどのような影響を受けていくのかという点についてのプレゼンテーションを行いました。

ディアス大使は、興味深いプレゼンテーションに対しお礼を述べ、気候変動が食の安全など多角的に及ぼす影響について研究することの大切さに言及しました。またそれに関連し、農作物が育つための条件をコントロールした屋内で食物を栽培する植物工場の技術をパナマに持ち込むべく、千葉大学とパナマの大学との間で協定された交換留学プログラムを促進している旨を伝えました。

左からレインハード・ピンソン氏、ディアス大使、仲江川敏之主任研究官


千葉大学との交換協定に関するミーティング

Tuesday, July 5th, 2016

2016年、6月22日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は千葉大学の高垣美智子副学長及び学術国際部国際企画課の本澤充宏氏の訪問を受け、パナマ大学−千葉大学、パナマ工科大学−千葉大学間でそれぞれ行われる交流プログラムについて意見交換をしました。このプログラムは、千葉大学が文部科学省に申請していた「ポスト・アーバン・リビング・イノベーション・プログラム」事業に基づくもので、環境保全型の生産システムで行う農業「植物工場」の分野における学生や研究生の育成を目的としたものです。

ミーティング冒頭、本澤氏より2015年度は6人のパナマ人研究者の日本への派遣、そして5人の日本人学生のパナマへの派遣がそれぞれ行われたと報告がありました。また、高垣教授からは今年度に向けてのプログラムの説明がありました。

それに対しディアス大使は、高垣教授と大学関係者の農学術における二国間の交流促進に対する尽力に感謝を表しました。また、当館としても最大限の協力をしていく姿勢を再度伝えました。。

左から高垣教授、ディアス大使、本澤氏