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Archive for January, 2016

パナマと日本、パナマ都市交通3番線建設の協力において基本合意

Tuesday, January 19th, 2016

2016年1月14日、ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣は、黄川田仁志外務大臣政務官と共に、パナマ市における質の高いインフラの導入に関する両政府間の協力覚書に署名をしました。

同覚書では、両政府はパナマ都市交通3番線事業へ日本のモノレール車輛及びシステムを導入することについて合意しており、係る土木工事部分はパナマ国内規則において規定されます。さらに日本政府は、3号線事業の事業管理及び同事業のモノレールとパナマ運河第4架橋との間のインターフェイス管理に係る技術協力の無償提供を検討している旨を表明しています。

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左から:覚書に署名をするルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣と黄川田仁志外務大臣政務官

左から:覚書に署名をするルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣と黄川田仁志外務大臣政務官

署名後、互いの覚書の交換をするインカピエ外務副大臣と黄川田政務官

署名後、互いの覚書の交換をするインカピエ外務副大臣と黄川田政務官

握手を交わすインカピエ外務副大臣と黄川田政務官

握手を交わすインカピエ外務副大臣と黄川田政務官

パナマ外務副大臣来日、成功裏に終了

Tuesday, January 19th, 2016

ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣は来日最終日、「アメリカ大陸のハブ」としてのパナマを促進すべく、重要関係者への面会を実施しました。

まずインカピエ外務副大臣は、全日本空輸(株)代表取締役社長・篠辺修氏、全日本空輸(株)取締役執行役員・藤村修一氏、ANAホールディングス(株)上席執行役員 アジア戦略部長・芝田浩二氏と面会し、パナマー日本間におけるパナマ政府の強い関心を伝えました。

続いて、インカピエ外務副大臣は日本貿易振興機構(JETRO)・眞銅竜日郎理事へ表敬訪問をし、FOODEXを通じたパナマの食品輸入の促進や、パナマへの投資推進セミナーの東京開催など、同機構への協力に感謝を表しました。

また、パナマ都市交通3番線を含むパナマ政府の五カ年計画やパナマ運河拡張がもたらす運輸、サービス、エネルギーセクターにおける投資の機会について言及し、日本企業への参加を呼びかけました。

外務省との会合では、インカピエ外務副大臣は黄川田仁志外務大臣政務官とのバイ会談を実施し、2国間の様々な案件について協議しました。会合の中で外務副大臣は両政府間の良好な関係について言及し、バレラ大統領から安倍首相への運河拡張部開会式典への招待を伝達しました。

さらに会合では、両国が長年協議を重ねてきた査証廃止について触れ、インカピエ外務副大臣は黄川田外務大臣政務官へ当案件における近い解決を目指した協力を依頼しました。

ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣の用務へは、リッテル・ディアス駐日パナマ大使兼総領事、アナルイサ・ブスタマンテパナマ外務省外交政策局局長、ロベルト・スニガ・ブリッドパナマ外務省儀典官局局長、ニコル・ウォンパナマ外務副大臣室長、 ダビッド・デ・レオン 駐日パナマ大使館経済参事官が同行しました。

左から:インカピエ外務副大臣、篠辺修全日本空輸(株)代表取締役社長"

左から:インカピエ外務副大臣、篠辺修全日本空輸(株)代表取締役社長

全日本空輸(株)及びANAホールディングス(株)とのミーティング出席者集合写真

全日本空輸(株)及びANAホールディングス(株)とのミーティング出席者集合写真

JETROとのミーティングで意見交換をするインカピエ外務副大臣

JETROとのミーティングで意見交換をするインカピエ外務副大臣

左から:眞銅竜日郎日本貿易振興機構(JETRO)理事、インカピエ外務副大臣

左から:眞銅竜日郎日本貿易振興機構(JETRO)理事、インカピエ外務副大臣

黄川田仁志外務大臣政務官と意見交換をするインカピエ外務副大臣

黄川田仁志外務大臣政務官と意見交換をするインカピエ外務副大臣

左から:インカピエ外務副大臣、黄川田仁志外務大臣政務官

左から:インカピエ外務副大臣、黄川田仁志外務大臣政務官

パナマ外務副大臣来日、二国間関係を強化

Monday, January 18th, 2016

2016年1月13、14日、ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣が来日し、パナマへの投資や観光の促進、またビジネス、サービス、テクノロジー、文化などの分野における2国間交流の強化を図るべく、政府関係者や企業の代表者たちを来訪しました。さらに、2016年前半に見込まれているフアン・カルロス・バレラ大統領の来日についても協議を行いました。

まず、インカピエ外務副大臣は日本船主協会・工藤泰三会長へ表敬訪問し、同協会会員によるパナマレジストリー利用へ感謝を述べると共に、パナマ運河拡張や海事における様々な案件について意見交換を行いました。また、船舶のバラスト水および沈殿物の規制および管理のための国際条約、及び2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(通称シップリサイクル条約)の批准手続きが開始されたことを報告しました。

日本旅行業協会・中村達郎理事長への表敬訪問では、パナマの魅力的な自然、建築物そして文化に触れるべく、パナマを訪れる外国人が増加している現状について説明しました。また、パナマは世界とアメリカ大陸の主要都市を結ぶ空路中継ハブとしての強みがあり、旅行者はKLMオランダ航空、エールフランス航空、イベリア航空、TAPポルトガル航空など欧州各国への直行便の利用も可能であること、さらに今後エミレーツ航空やルフトハンザ航空もそれぞれ直行便を開始していく旨を述べました。

それに対し中村理事長は、毎年東京で開催され17,000人以上の来場者を誇る旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」への参加や、同イベント内で中米旅行へ関心を持つ旅行会社へセミナーを実施することの重要性を伝えました。

続いて、外務副大臣は、外務省の宇山智哉中南米局参事官と面会し、今年上半期に見込まれているバレラ大統領の来日について協議しました。

最後に、衆議院議員で日本パナマ友好議員連盟会長の衛藤征士郎氏へ表敬訪問を実施しました。訪問の中でインカピエ外務副大臣は、両国の政治的関係強化のための衛藤議員の常日頃の協力に対するパナマ政府からの深い感謝の意を表明しました。衛藤議員は海事分野における幅広い知識を有されており、日本海事振興連盟の会長も務められています。またミーティング中、両者はパナマ運河拡張工事についても触れ、外務副大臣は改めて、バレラ大統領から安倍首相への運河拡張部開会式典への招待を伝達しました。

ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣の用務へは、リッテル・ディアス駐日パナマ大使兼総領事、アナルイサ・ブスタマンテパナマ外務省外交政策局局長、ロベルト・スニガ・ブリッドパナマ外務省儀典官局局長、ニコル・ウォンパナマ外務副大臣室長、 ダビッド・デ・レオン 駐日パナマ大使館経済参事官が同行しました。

JSAとのミーティングにて意見交換をする出席者

JSAとのミーティングにて意見交換をする出席者

左から:工藤泰三日本船主協会会長、ルイス・ミゲル・インカピエパナマ共和国外務副大臣

左から:工藤泰三日本船主協会会長、インカピエ外務副大臣

JSAとのミーティングの出席者集合写真

JSAとのミーティングの出席者集合写真

JATAとのミーティングにて意見交換をする出席者

JATAとのミーティングにて意見交換をする出席者

左から:中村達郎日本旅行業協会理事長、インカピエ外務副大臣

左から:中村達郎日本旅行業協会理事長、インカピエ外務副大臣

JATAとのミーティングの出席者集合写真

JATAとのミーティングの出席者集合写真

左から:インカピエ外務副大臣、宇山智哉外務省中南米局参事官

左から:インカピエ外務副大臣、宇山智哉外務省中南米局参事官

左から:衛藤征士郎衆議院議員、インカピエ外務副大臣

左から:衛藤征士郎衆議院議員、インカピエ外務副大臣

衛藤議員への表敬訪問出席者集合写真

衛藤議員への表敬訪問出席者集合写真

パナマ大学、パナマ工科大学が千葉大学間の交流プログラムへ署名

Friday, January 15th, 2016

2016年1月8日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は、パナマ大学−千葉大学、パナマ工科大学−千葉大学間でそれぞれ行われる交流プログラムへの署名式へ参加をしました。このプログラムは、千葉大学が文部科学省に申請していた「ポスト・アーバン・リビング・イノベーション・プログラム」事業に基づくもので、環境保全型の生産システムで行う農業「植物工場」の分野における学生や研究生の育成を目的としたものです。

署名式は千葉大学西千葉キャンパスで行われ、千葉大学からは徳久剛史学長、渡辺誠理事、高垣美智子副学長、丸尾達園芸学部教授、山口利隆植物工場研究会理事、田保橋良国際企画長、パナマ大使館よりディアス大使、ダビッド・デ・レオン経済参事官、パナマ大学からロドリゴ・エルネスト・カンブラ農畜産物科学学部副学部長、そしてパナマ工科大学からウンベルト・ロドリゲス研究所長が参加しました。

当交流プログラムは2015年5月にパナマシティーで行われた植物工場国際カンファレンス(後援:パナマ大使館、千葉大学、パナマ大学、パナマ工科大学、パナマ科学庁、パナマ農畜産物省、パナマ経済商業省、パナマ外務省、アーバンファームス株式会社)にてその枠組みが提案されました。千葉大学は環境保全型農業において権威があり、当案件はパナマの大学と日本の大学の間で結ばれた初めての学術交換協定となります。

プログラムには70日間と10日間の研修があり、前者にはパナマの両大学より1名ずつの計2名、後者には各大学より2名ずつの計4名が参加し、千葉大学にて植物工場についての講義及び実習に参加します。今年1月6日、今年度のプログラムに参加するパナマ人学生及び研究生が来日しました。

また2月には、5名の日本人学生のパナマへの派遣され、滞在中は植物工場や水耕栽培、従来農業の分野での実習に参加します。

環境保全型農業は、植物工場を含む多種の農業形態から成っています。植物工場では、特別に設計された建物内で種まきが開始され、水を使った水耕栽培や、人口光を用いて光合成の効率性をあげる形態があります。この方法により、気候変動やバクテリアの発生の問題など、従来の農業形態での課題であった問題への解決を図ります。

千葉大学の関係者へ感謝を述べるディアス大使

千葉大学の関係者へ感謝を述べるディアス大使

右から2番目:署名をする徳久剛史千葉大学学長

右から2番目:署名をする徳久剛史千葉大学学長

左から:カンブラ農畜産物科学学部副学部長、ディアス大使、徳久学長、ロドリゲス研究所長

左から:カンブラ農畜産物科学学部副学部長、ディアス大使、徳久学長、ロドリゲス研究所長

署名式の参加者

署名式の参加者