パナマが東京MOUに加入 « EMBASSY OF PANAMA IN JAPAN

パナマが東京MOUに加入

パナマは本日10月5日、マレーシアのプトラジャヤで開催されている東京MOUの第26回PSC委員会において、準メンバー(Co-operating member)に承認されました。

パナマの承認は、世界最大の船籍国としての能力と技術的品質、および国際海上航行の安全基準を高めるパナマの努力が評価されたものです。 パナマからは、リッテル・ディアス駐日パナマ大使、及びパナマ海事庁セグマルシンガポールのチーフであるロランド・エルナンデス氏が代表として出席しました。

パナマのメンバーシップが承認された後、パナマ海事庁長官であるホルヘ・バラカット氏は、東京MOUのメンバー各国によってパナマが承認されたことを歓迎し、パナマ籍に対する自信と信頼について強調しました。またバラカット長官は、アジア太平洋地域における船舶検査システムの強化や港湾規則の標準化のため、パナマ海事庁は東京MOUを支援することを約束すると共に、国際基準に満たない船(サブスタンダード船)を減らすためにメンバー各国と協力する旨を重ねて述べました。

バラカット長官は最後に、この地域組織に加入することにより、パナマはアジア太平洋地域の様々な港における船舶の検査、欠陥(deficiency)及び拘留措置に関する詳細な情報を入手出来るようになり、東京MOUのメンバー各国の港湾当局と直接連絡を取れるようになることはパナマ籍船にとってまさにメリットとなるであろう、と述べました。

注釈: 東京MOUはアジア太平洋地域の20ヶ国からなる政府間協力機関です。(オーストラリア、カナダ、チリ、中国、フィジー、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、マーシャル諸島、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、タイ、バヌアツ、ベトナム)

東京MOUは、メンバー各国における寄港国検査(Port State Control: PSC)の効率的なシステムの開発や、国際海事機関の規則の効果的な実施を促進することで、サブスタンダード船の減数を目指しています。